フィットネスクラブでの事故、60歳以上は「骨折」が最多
消費者庁は4日、フィットネスクラブで高齢者の事故が増加していることを受けて、自分自身の体力に合った運動を心がけるように注意を呼びかけた。
消費者庁の事後情報データバンクには、60歳以上のフィットネスクラブでの事故情報が、2010年1月~昨年12月までに245件寄せられた。60歳以上では「骨折」(55件)が最も多く、「擦過傷・挫傷・打撲傷」「神経・脊髄の損傷」などが続く。「骨折」のほとんどは、女性で発生している。
運動中にバランスを崩して骨折した事故や、マシンの使用によって骨折した事故などが報告されている。
消費者庁では、これから新たに運動を始める高齢者に向けて、スタッフが常駐し、AED設置などの安全管理が整った施設を選ぶようにアドバイスしている。