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ビルベリー、2025年度の第一号 【機能性表示食品届出DB更新】オムニカ主宰のSRで届出

 消費者庁は29日、機能性表示食品の届出データベースを更新し、サプリメントを中心に計6件の新規届出情報を公開した。改正機能性表示食品制度の運用を本格的に開始した今年4月1日以降の新規届出としては初めて届出番号を付与した機能性関与成分が複数含まれる。そのうちの1つはビルベリー由来アントシアニン。サプリ原材料メーカーのオムニカ㈱(静岡県裾野市)主宰のPRISMA2020準拠システマティックレビュー(SR)を公開した。

 オムニカは今回、ビルベリー由来アントシアニンが目の健康に及ぼす機能について、手元でスマホなどを見る際の「眼の疲労感を軽減する機能」と「ピント調節力を改善する機能」の2機能に関するPRISMA2020準拠SRを個別に行った。ルテインについても同様にSRを行い、「黄斑色素を補うことにより、コントラスト感度(色の濃淡を判別する力)を改善する機能」が報告されている旨の届出にも今回、届出番号が付与された。届出者は㈱基理(東京都豊島区)。

6-パラドールがSRで、新規成分が最終製品臨床で

 この日のデータベース更新では他に、4月1日以降の新規届出としては初めて、リコピンやバナバ葉由来コロソリン酸のPRISMA2020準拠SRでの届出が公開された。

 また、これまで最終製品を使用した臨床試験での届出しかなかった6-パラドールについて、SRでの届出が初めて公開。Vidya Japan㈱(東京都港区)が届け出たもので、機能性表示は「BMIが高めの方の日常のエネルギー代謝の一部である安静時のエネルギー消費の向上をサポートする機能があることが報告されています」。同社のウェブサイトによれば、同社は6-パラドールを含むメレゲッタ(ギニアショウガ)抽出物を取り扱っている。

 この他、新規の機能性関与成分として、カンカ由来エキナコシドの届出が初めて公開された。SRではなく、テルペンラクトンなどのイチョウ葉由来成分を組み合わせた最終製品(サプリ)の臨床試験での届出が行われたもので、届け出された機能性表示は「加齢によって低下する認知機能の一部である記憶力(人や物の名前を記憶し、思い出す能力)と注意力(物事に集中して注意を持続する能力)の維持に役立ち、判断の正確さを向上させる機能があります」。日本アムウェイ(同)(東京都渋谷区)が届け出た。

 なお、この日の更新では撤回届出も増加。今月9日から17日までに計19件で撤回があったという。撤回届出が新規届出の公開件数を上回る状況が続いている。

【石川太郎】

2025年9月のデータベース更新
【2日】没食子酸と還元型Q10、25年度初 それぞれSRで
【4日】クマイザサ由来成分、25年度初 SRで届出
【8日】Kシリーズ、ようやく50件超える 第1号公開から2カ月余り
【12日】新規届出1件、HMPAのみ 一方で撤回届出32件、4月以降累計283件に
【17日】排尿ケア機能、中高年「男女」に訴求 ノコギリヤシエキスが対象広げる
【19日】乳酸菌TWK10が機能性関与成分に 中原が届出、機能性表示に「筋肉量維持」

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