ビバ、『ビバニュース』10月号発行
㈱ビバ(広島市中区、森戸拡義社長)はこのほど、『ビバニュース』10月号を発行した。今回、巻頭言のタイトルは「㈱ビバは値下げ合戦には参加しません!!」である。
同社会長の森戸曠敬氏は、49年間「商売人」として利潤の追求をしてきたが、一度たりとも「他人に犠牲を強いて」の利潤を求めたことはないと自負を示している。「それが大和魂であり、WinWinだ」と断じている。
エンドユーザーと生産者、販売店、流通業が共に喜び合える「商売」には、適正な価格設定が必要だとし、「無理な価格(安価)だと、どこかにしわ寄せがきて、誰かが犠牲にならなくてはならない」と説明している。また、無理に安くすると、商品そのものの価値を下げてしまうとも述べている。
そのためにはエンドユーザーに「しっかりと説明する」ことが大切だとし、近年、インターネット販売が市場の大部分を占めるなか、「しっかりと説明がなされているのか心配」と、現状を憂いている。
同社は来年4月、第50期を迎える。「やっと大人の仲間入りができる」と謙遜する森戸会長は、「皆が喜び合える適正価格での商売を続けていく」と宣言している。
本号では、桜井食品㈱(岐阜県美濃加茂市)のRSPO認証マーク付きインスタントラーメンなどを紹介している。
※RSPO(Roundtable on Sustainable Palm Oil)の日本語訳は「持続可能なパーム油のための円卓会議」。アブラヤシ農園の急速な拡大による環境への影響を配慮した声が世界的に高まってきたことを受けて、世界自然保護基金(WWF:World Wide Fund for Nature)を始めとする関係団体が中心となり、持続可能なパーム油の生産と利用を促進するために2004年に設立された。