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ビタミンDはCOVID19の死亡率に関連あり?~ベルギー

 ベルギーのAZデルタ医療研究所のDieter De Smet氏らは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)とビタミンDレベルの関係について後ろ向き観察研究を実施。ビタミンDの欠乏症は新型コロナウイルスの発生率と相関関係にあるとの報告を行った。

 同研究では、2020年3月1日から同4月7日までに入院した重症急性呼吸器症候群コロナウイルス感染者186人を対象に、胸部コンピューター断層撮影(CT)と25(CT)を組み合わせた後ろ向き観察試験を実施。入院時の血清25-ヒドロキシビタミンD(25(OH)D)レベルと放射線学的病期およびCOVID-19肺炎の転帰との関連を調査した。
 
 新型コロナウイルス感染患者のうち、59%が入院時にビタミンD欠乏症だったとし、特に男性患者は、放射線学的病期が進むにつれて25(OH)Dが徐々に低下し、欠乏率は病期1の55%から病期3の74%に増加したという。
 結論として、入院時の低い25(OH)Dレベルは、COVID-19の病期と死亡率に関連しているとしている。

<用語解説>
後ろ向き観察研究:過去の診療データを用いた研究
COVID-19:新型コロナウイルス感染症の正式名称
SARS-CoV-2:COVID-19のウイルス名

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