パーソナライズサプリ企業が届出 【機能性表示食品届出更新】「FUJIMI」のトリコが初
消費者庁は19日、機能性表示食品の届出情報公開データベースの更新を行い、17件の新規届出を公開した。公開したのは届出番号H845から861までで、サプリメントが11件、それ以外の加工食品が5件、生鮮食品が1件。サプリメントには、パーソナライズサプリメントを展開する新興企業で、㈱ポーラ・オルビスホールディングスのグループ会社、トリコ㈱(東京都新宿区)からの届出が含まれる。
トリコは2018年設立。『FUJIMI(フジミ)』をブランド名にしたパーソナライズサプリメント(ユーザーに合わせてカスタマイズしたサプリメント)のインターネット販売を手がける。21年、ポーラ・オルビスホールディングスの傘下に入った。
同社の届出公開は今回が初めて。『FUJIMI』を商品名に冠したサプリメントについて5件の届出を一度に行っており、パーソナライズサプリメントとして機能性表示食品を展開する。各届出商品で内容物に違いがあるが、機能性関与成分は、いずれもグルコシルセラミドと有胞子性乳酸菌の2成分。肌のバリア機能を高める働き、おなかの調子を整える働きがそれぞれ報告されていると表示する。
この日公開された新規届出17件の概要は下の一覧のとおり。新規の機能性関与成分やヘルスクレームは見られなかった。
【石川 太郎】