バングラデシュでの取組が11年 ユーグレナ「GENKIプログラム」インパクト評価レポートを初公表
㈱ユーグレナ(東京都港区、出雲充社長)はこのほど、バングラデシュ「GENKIプログラム」インパクト評価レポートを初公表した。euglena GG Ltd. (バングラデシュ、共同最高経営責任者:大西志麻里氏/グラミンユーグレナ社)との取り組みで、バングラデシュの子どもたちへの栄養支援活動「GENKIプログラム」の11年間の集大成として成果をまとめたもの。
「GENKIプログラム」は、2014年から行っているバングラデシュの貧困地域の子どもたちに、多様な栄養素を含む「ユーグレナクッキー」を継続的に配布するという取り組み。25年10月末時点で累計2,140万食を突破し、現在は毎日約9,000人の子どもたちに届けているという。
それによると、ユーグレナクッキーを摂取した子どもたちは、摂取群と比べて欠席率が大幅に低く、学校への出席率が高いことが確認された。また、摂取群では、めまい・頭痛・動悸・息切れなどの自覚症状が月1回以上発生する割合が非摂取群より顕著に低く、便秘傾向も改善。さらに、栄養状態(特に亜鉛充足度)も摂取群で高い傾向が見られたなどとしている。
今回のインパクト評価を契機に、「GENKIプログラム」はさらなる進化を目指す。現地での学校給食への展開に挑戦し、毎日100万食の提供を実現することで、昼食を提供しない公立小学校が多いバングラデシュの子どもたちに健やかな成長と学習環境を届ける。さらに、バングラデシュ他企業とのユーグレナクッキーを通した提携を加速させ、企業の健康経営と社会貢献を両立する仕組みを構築する。これらの取り組みを通じて、バングラデシュにおける消費者基盤形成の土台づくりを進め、「GENKIプログラム」を支える全ての人々に感謝を込め、より多くの子どもたちに笑顔と希望を届ける挑戦を続けるとしている。
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(冒頭の写真:同社リリースより)











