バナバ由来成分に新ヘルスクレーム 【機能性表示食品届出DB更新】筋肉量の低下抑制に寄与、東洋新薬が届出
機能性表示食品の届出情報データベースが12日に更新され、既存機能性関与成分のバナバ葉由来コロソリン酸について、筋肉量の低下抑制に役立つ旨の機能性表示が公開された。これまでに同成分として届け出られたことのないヘルスクレーム。「バナスリン」の登録商標で、コロソリン酸を含有する独自のバナバ葉抽出物を取り扱う、健康食品受託開発・製造大手の㈱東洋新薬(本部:佐賀県鳥栖市)が届け出た。
東洋新薬がバナバ葉由来コロソリン酸について新たに届け出た機能性表示の内容は、「軽い負荷のかかる日常的な運動と併用することで、中高年の方の加齢に伴い低下する筋肉量の低下抑制に役立つ」。最終製品のヒト試験データを科学的根拠とする。同社によれば、筋タンパク質の合成を促進することで、筋肉量の低下抑制に役立つと考えられるという。
同成分について届け出られた機能性表示は、これで6つを数えることになった。同社はこれまでに、日常的な運動との併用を前提とした中高年の身体機能に対するヘルスクレームを届け出てきた。具体的には、加齢に伴い低下する歩行能力の向上に役立つ機能、一時的な腰や肩の負担を軽減する機能、椅子から立ち上がるときや座るときの膝の違和感を軽減する機能。
この他、健康な人の空腹時血糖値を下げる機能や、肥満気味な人のお腹の脂肪(内臓脂肪)を減らすのを助ける機能が届け出られている。
この日のデータベース更新では他に、㈱再春館製薬所(熊本県上益城郡)が届け出た、魚由来コラーゲンペプチドなどを機能性関与成分として配合したコラーゲンドリンクなど、新規届出5件(サプリメント4件、サプリ以外の加工食品、生鮮食品ゼロ)が公開された。関節ケアの『リョウシン』シリーズで知られる㈱富山常備薬(富山県富山市)からの2年半以上ぶりとなるサプリの届出も公開。撤回届出については、前回7日の更新時点から動きがなかった。
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