ハウス食品、第1四半期も健食事業はマイナス
ハウス食品グループ本社㈱(東京都千代田区、浦上博史社長)はこのほど、2022年3月期第1四半期(21年4月1日~6月30日)の決算短信を発表した(連結)。
売上高は616億3,600万円(前年同期比3.2%増)、営業利益は56億9,000万円(28.4%増)、経常利益は63億4,500万円(同40.5%)と増収増益となった。
今期は、香辛・調味加工食品事業や健康食品事業が前年を下回ったが、海外食品事業やその他の食品関連事業、外食事業が伸長した。海外食品事業の増収効果に加え、外食事業で㈱壱番屋を連結子会社とした際に発生したのれんの償却が前期に完了。増益となった。
健康食品事業の売上高は33億5,100万円で前年同期比10.4%の減収となった。前期大幅減収となった『ウコンの力』は、新型コロナの影響が続くなか、飲酒機会が抑制されて本格的な回復には至らなかったが、原価低減、臨機応変なマーケティング施策を展開したことで、営業損失は前年同期から縮小したとしている。