ハウス、売上7.8%増 『ウコンの力』、ゼリー製品がけん引
ハウス食品グループ本社㈱(東京都千代田区、浦上博史社長)はこのほど、2023年3月期第2四半期(22年4月1日~9月30日)決算短信を発表した(連結)。売上高は対前年同期比7.8%増の1,338億3,100万円、営業利益は同15.5%減の76億3,200万円だった。
健康食品事業は、国内の構造改革の推進とともに、グローバルでの機能性素材系バリューチェーンの早期構築に取り組んでいる。行動制限の緩和に伴い、『ウコンの力』が前年同期を上回ったほか、注力するゼリー製品が、営業機能をハウス食品に統合したことによる効果や地方自治体のコロナ療養者向け食料品として採用されるなどもあり伸長した。その結果、同事業の売上高は同21.1%増の85億2,100万円、営業利益は前年同期から14億900万円改善し、10億7,600万円だった。
同社グループは、2021年4月からスタートした第七次中期計画において、「4系列バリューチェーンへのチャレンジ」を掲げ、「スパイス系」、「機能性素材系」、「大豆系」、「付加価値野菜系」の4つのバリューチェーンを同社の提供価値である「食で健康」を届ける領域と定め、経営資源を成長領域へ重点的に配分することで持続的な成長を目指している。