ハウス、売上6.2%増 『ウコンの力』、『1日分のビタミンゼリー』が好調に推移
ハウス食品グループ本社㈱(東京都千代田区、浦上博史社長)はこのほど、2024年3月期第1四半期(23年4月1日~6月30日)決算短信を発表した。売上高は対前年同期比6.2%増の704億5,300万円、営業利益は同1.1%減の49億1,400万円だった。
全体では、売上高は、国内外グループ各社の価格改定や米国キーストーンナチュラルホールディングス社の新規連結などもあり増収となった。営業利益は、海外食品事業、香辛・調味加工食品事業が減益となるなか、外食事業・その他食品関連事業・健康食品事業が好調に推移した結果、減益ながらも前年同期並みの利益水準を確保した。
健康食品事業は、国内事業の持続的な収益確保とグローバルでの機能性素材系バリューチェーンの構築に取り組んでいる。今期は、『ウコンの力』や注力する『1日分のビタミンゼリー』が好調に推移した一方、『まるでスムージー』など一部製品群の販売苦戦もあり、前年同期と同水準の売上高となった。利益面は、コストコントロールを徹底したことから増益となった。以上の結果、同事業の売上高は同0.6%増の41億3,600万円、営業利益は同26.7%増の5億8,900万円となった。