ネット東海の「申入れ」に5社が回答 山田養蜂場「今後は出稿しない」
適格消費者団体の(特非)消費者被害防止ネットワーク東海(以下、ネット東海/杉浦市郎理事長)が、オアシス㈱が発行する『元気読本プラス』(2021年10月15日号)に広告を掲載していた5社に対して行っていた「申入れ」について、ネット東海は27日にトトノエ健康堂から回答があったと発表した。これで、申入れを行った全ての企業から回答があったことになる。回答の中身については「公表できない」としている。
ネット東海は過去、申入れ対象者の回答を公表したことが問題化したことがあったとし、それ以降、回答を公表しない方針を取っている。今月4日、発行元のオアシス㈱から回答があったと発表した時も、その内容については公表しなかった。
「今後、元気読本に出稿しない」(山田養蜂場)
通信販売を行うトトノエ健康堂(屋号、福岡市博多区)は取材に対し、回答したことについてはその事実を認めている。同誌への出稿は初めてだという。また、巻末の注文ハガキは依頼していないとしている。㈱山田養蜂場(岡山県鏡野町)は、過去にも出稿歴があると回答、今後の対応については、「今後、元気読本には出稿しない」と述べている。
その他の企業については、現在確認中。取材に応じた企業の中には山田養蜂場の他にも、『元気読本プラス』への出稿が初めてではないとする企業が存在する。
【田代 宏】
(冒頭の写真:本文とは関係ありません)