ネオべジ（株）（東京都新宿区、三原邦彦代表）は、インド産モリンガ原料の医薬品メーカーや健康食品メーカーなどに向けた供給を本格化させる。原料供給とともに商品開発、モニター調査、製造サポート、プロモーションをセットで提案する方針を示している。

　同社は17年5月、USDAオーガニック認証を受けたインド産モリンガ粉末の輸入・販売を開始。年間供給量は1トン。これまでモリンガの啓蒙普及を目的に、外食産業を中心に供給し、マスコミ媒体を活用したパブリシティー展開を行ってきた。モリンガの認知度が高まったと判断し、ヘルスケア産業への展開に乗り出す。今月下旬に都内で開催される健康をテーマとした展示会に、（一社）日本スーパーフード協会の会員として出展し、業界へアピールする計画だ。

　同社のモリンガ原料は、焼き菓子やドリンクなどで使用するときれいな緑色となり、風味は抹茶に類似しているという。取締役の小嶋知子氏は、「スーパーフードはデータの裏付けが弱いとされているが、弊社は母体のB-Style会員（30万人）へのモニター調査などでデータを取り、モリンガの良さを紹介していく。今後は、中国をはじめとした海外への展開も視野に入れる」と話している。