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ニップン、2024年3月期決算発表 工場への設備投資、海外ビジネスの拡大が進む

 ㈱ニップン(東京都千代田区、前鶴俊哉社長)はこのほど、2024年3月期(23年4月1日~24年3月31日)決算短信を発表した。売上は、対前年比9.6%増の4,005億1,400万円、営業利益は同65.5%増の203億4,000万円だった。

 同社グループは、経営理念「人々のウェルビーイング(幸せ・健康・笑顔)を追求し、持続可能な社会の実現に貢献します」の下、環境負荷低減や人的資本などのサステナビリティ課題への取り組みを強化するなど、企業価値の持続的な向上に努めた。
 国内では、昨年10月に愛知県知多市の新たな製粉工場建設を着工。同工場は、DXの活用によるスマートファクトリー化を推進すると同時に、自然災害に強く、省エネ・環境を含めSDGsに配慮した最先端の製粉工場として、26年2月の稼働を予定している。
 新たな工場建設に加えて、神戸甲南工場、伊勢崎工場の設備増強工事をはじめとした投資を着実に進めた。また、今年2月には、研究開発体制の一層の強化を図るため、新たな研究拠点の用地を取得。
 海外では、昨年5月に北米でのビジネス拡大のため、米国の製粉会社Utah Flour Milling, LLCへ出資したほか、9月に再生可能エネルギーの利用を推進するため、NIPPN(Thailand)CO., Ltd.のプレミックスと冷凍生地工場に太陽光発電設備を導入した。また、10月には、PT NIPPN PRODUCTS INDONESIAのプレミックス工場が竣工し、ASEAN地域での業容拡大に取り組んだ。

 業績については、個人消費、インバウンド消費の回復などによる需要の増加に加えて、原材料価格と各種コストの上昇に伴い実施した価格改定により増収。冷凍食品類の販売数量伸長、中食事業の堅調な推移、生産性の改善によるコストダウンなどにより増益となった、

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