ニップン、設立から125年、美容と健康をテーマにオリジナル素材を提供
同社は1896年(明治29年)、日本で最初の機械式製粉の民間企業として誕生した。以来、原料素材から加工度の高い商品を生み出す開発力と、小麦製粉で培った技術をさまざまな穀物や新規素材へ展開した素材活用技術をベースに、事業の多角化を進めてきた。
健康食品や自然化粧品などを扱うヘルスケア事業、ペットフード事業、バイオ関連事業なども含めた各事業が有機的に連携した多角化を進め、グループとしての拡大を図っている。
2019年9月、コーポレートブランドロゴを改定し、さらに今年1月、社名を日本製粉㈱から㈱ニップンに変更、英語表記をNIPPN CORPORATIONとした。
同社は国内におけるアマニ油のパイオニアである。日本では、ごま油やオリーブ油などが一般家庭に普及している一方アマニ油は馴染みの薄い食材だったが、同社は汎用性の高い商品として開発した。
アマニには大きく分けて2つの品種があり、1つがブラウン種で、主に飼料や工業用にも使われる。それに対して同社が使っているのはゴールデン種で、生産量が少なく高価だが、食用専用として栽培されている。コールドプレス製法で丁寧に搾油し、大豆油やなたね油で用いるヘキサンを使用していない。
アマニ油にはオメガ3(n-3系)脂肪酸の1つであるα-リノレン酸が豊富に含まれており、アマニ油を個包装した『アマニオイル』(30袋入り)は、そのα-リノレン酸を機能性関与成分とした機能性表示食品として、2016年12月に発売された。
<COMPANY INFORMATION>
所在地:東京都千代田区麹町4-8(本社)
TEL:03-3511-5357(ヘルスケア事業部)
URL:https://www.nippn.co.jp/
事業内容:食品の製造販売ほか