㈱ニップン（東京都千代田区、前鶴俊哉社長）はこのほど、建設を進めていたPT NIPPN PRODUCTS INDONESIA（NPI社）のプレミックスエ場が竣工したと発表した。

　同社は2014年、ASEAN地域における業務用食材などの拡販を目的に、インドネシア・ジャカルタに、販売会社としてPT NIPPN FOODS INDONESIA（NFI社）を設立した。これまで同社は、主にタイの NIPPN（Thailand）Co.,Ltd.が製造する商品を扱ってきたが、インドネシアの旺盛な需要に応えるため、20年にNPI社を設立。今回、プレミックス工場を稼働することとなった。

　同工場は、MUI（Majelis Ulama Indonesia：インドネシアのハラール認証機関）によるハラール認証を取得している。同社では、海外事業を2022―26中期目標における重点領域の1つとしており、海外売上高比率を21年度の3％台から26年度には6％台までに拡大することを目指している。海外でのプレミックス工場の稼働は、タイ、中国に続く3カ国目となる。同工場の稼働により、中期目標達成に向けた取り組みをさらに確実なものとするとしている。

（冒頭の写真：工場外観/同社リリースより）