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ニッスイ、売上10.1%増 原材料費高騰、円安の影響受け減益

 ㈱ニッスイ(東京都港区、浜田晋吾社長)はこのほど、2023年3月期第3四半期決算短信(2022年4月1日~12月31日)を発表した(連結)。売上高は前年同期比10.1%増の5,783億3,700万円、営業利益は同11.5%減の259億5,900万円だった。

 同社および同社グループは、水産事業は前期に引き続き国内外の販売が堅調に推移。国内養殖事業の改善が一部の魚種を除き継続、北米加工事業のコスト削減も進んだことから大幅増益となった。一方、食品事業では、国内外とも販売は堅調だが、原材料や円安を始めとしたコストアップの影響を大きく受けた。

 ファイン事業は、医薬原料、機能性原料、診断薬、検査薬などの生産・販売、機能性表示食品『ごま豆乳仕立てのみんなのみかたDHA』、特定保健用食品『イマ-クS』などの健康食品の通信販売を行っている。同事業の売上は同31億4,400万円減の212億3,400万円、営業利益は同12億2,500万円減の18億1,300万円だった。

 食品事業は、加工事業とチルド事業を行っている。健康意識の高まりに対応し、良質なたんぱく質が含まれる「速筋タンパク」商品の拡売に努めた。行動制限解除による人流回復の効果で業務用食品の外食・量販店総菜向け商品の販売が堅調に推移した上、家庭用食品・業務用食品ともに値上げしたこともあり増収となったが、原材料やエネルギーコストに加え急激な円安などコスト上昇に値上げが追いつかず減益となった。同事業全体の売上は同354億2,300万円増の2,855億6,600万円、営業利益は同40億5,300万円減の93億8,600万円だった。

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