トルラ酵母由来素材でヒト試験
食後血糖値上昇抑制機能を確認 三菱商事ライフサイエンス
三菱商事ライフサイエンス㈱(東京都千代田区、藤木洋社長)が開発中のトルラ酵母由来食物繊維について、空腹時血糖値が高めだったり、血糖値が上がりやすかったりする人の食後血糖値の上昇を抑える働きのあることが、健常成人30人を対象にした臨床試験(RCT)で確認され、試験結果をまとめた論文が『薬理と治療』に掲載された。
同社が先ごろ発表した。論文掲載は昨年11月。同社によると、先行研究で、食後血中中性脂肪値の上昇抑制機能を見出していた。今後、トルラ酵母由来食物繊維を機能性表示食品対応素材にすることをめざす。
同社が開発を進めているトルラ酵母由来食物繊維は、たんぱく質と食物繊維を高含有するもので、細胞壁分解酵素処理を施している。