トランスコスモス、経営体制を強化 代表取締役共同社長に石見浩一氏と牟田正明氏が就任
トランスコスモス㈱(東京都豊島区)はこのほど、経営体制を変更し代表取締役共同社長に石見浩一(いわみこういち)氏、牟田正明(むたまさあき)氏が就任したと発表した。また同時に、代表取締役と新たな取締役副社長をアサインし、経営体制を強化した。
石見氏は1993年、味の素㈱に入社。2001年、トランスコスモスに入社。サービス部門の責任者として、品質向上・生産性改善・新規サービスの展開などサービス力の向上を追求するとともに、新たな事業領域への展開やサービス開発に従事。06年から16年にわたり、副社長として経営に携わると同時に、国内外グループ会社の経営者を歴任するなど、経営者としての豊富な経験と卓越した見識を有する。12年からグローバル事業の責任者として、中国・ASEAN・欧米の6カ国において新規事業を立ち上げ、韓国子会社の黒字化やさらなる成長への取り組みなど、グローバル事業の拡大に貢献した。
牟田氏は1989年、㈱リクルートに入社。99年、トランスコスモスのグループ会社であるダブルクリック㈱に入社し、常務取締役として2001年、グループ会社初となるナスダックに上場。その後、グループ会社の取締役副社長を経て、03年トランスコスモスに入社。営業部門の責任者として、国内外における営業体制・戦略を強化し、新規市場の開拓と既存事業の収益拡大で事業成長をけん引。経営者としての見識、営業戦略・事業推進・サービス開発分野における豊富な経験と卓越した知識を有する。20年からデジタルマーケティング・EC・コンタクトセンターサービス部門の責任者を兼任し、サービス開発および複合サービスを推進してきた。
同社では、創業からの理念を継承しつつ、変化する市場や新たなニーズに沿った事業を展開し、共同社長それぞれの強みを生かして、より事業の成長スピードを速める。同社が提供する幅広いサービス間をより連携させ、複合チャネルでの統合サービスの提供を推進するなど、国内事業基盤を強化し、成長するグローバル市場での展開を加速するとしている。
(冒頭の写真:石見氏(左)と牟田氏/同社リリースより)