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ティーライフ、売上10%増 テレビショッピングの美容・健康関連商品が好調に推移

 ティーライフ㈱(静岡県島田市、西上節也社長)はこのほど、2023年7月期第1四半期(2022年8月1日~10月31日)の決算短信を発表した(連結)。売上は、前年同期比10%増の31億5,000万円、営業利益は、同35.8%減の1億3,600万円だった。

 同社グループは、安定的かつ継続的な成長と企業価値向上を目指し、「ウェルネス&ライフサポート企業」をビジョンとし、「Reborn!ver.2」をスローガンとした中期経営計画の達成に向け、各事業の拡大、利益確保に取り組んだ。

 卸売事業は、テレビショッピングにおける美容・健康関連商品の販売が好調に推移し、売上拡大に貢献した。また、実店舗販売では、秋冬向け季節商品の初動が好調だったことにより売上が伸長。一方で、円安の影響などから原価率が上昇したことにより、利益面は伸び悩んだ。売上高は同19.8%増の17億1,400万円、利益は同12%減の1億3,700万円だった。

 小売事業は、自社アプリ利用者拡大やLINE・SNS活用など、EC領域を中心に販売促進を拡充し、デジタルシフトを推進することで消費者の利便性向上に取り組んだ。カタログ媒体は顧客ロイヤリティに合わせた販促、新規顧客開拓のクリエイティブの見直しを実施したが、顧客数の減少により苦戦。ECモールにおいては、円安の影響などから原価率が上昇したことや育児関連商品を中心に、参入企業の増加による競争激化が進み、それに伴う広告費の投下が利益を圧迫した。売上高は同6.7%減の12億1,200万円、4,700万円の損失となった。
 

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