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ティーライフ、卸売事業が売上1.5%増 テレビショッピング向けのサプリメントがけん引

 ティーライフ㈱(静岡県島田市、西上節也社長)はこのほど、2024年7月期第1四半期(2023年8月1日~10月31日)の決算短信を発表した(連結)。売上は、前年同期比3.6%減の30億3,700万円、営業利益は、同63.2%減の5,000万円だった。

 同社グループは、安定的かつ継続的な成長と企業価値の向上を目指し、「進化するウェルネス&ライフサポート企業」をビジョンとし、引き続き「Reborn!ver.2」をスローガンとした中期経営計画の達成に向け、各事業の拡大と利益確保に取り組んだ。

 卸売事業は、実店舗向けの販売では秋口の気温が下がらず季節商品の動きが鈍かったが、テレビショッピング向けの販売では主力となるサプリメントを中心にヘルスケア商品が好調に伸長し、売上拡大に貢献した。一方で、円安の影響や運営コストの増加などから原価率が上昇。この結果、売上は同1.5%増の17億4,000万円、利益は同13.6%減の1億1,800万円だった。

 小売事業では、創立40周年を記念したプロモーションや限定商品の発売などに注力したほか、カタログ通販の顧客開拓を積極的に進めた。また、EC領域では、インフルエンサーを活用した販売促進を拡充しデジタルシフトに注力すると同時に、オリジナル商品の品揃え拡大や販促効率の向上に努めた。売上面では特にECモールでの競合出店社数の増加に伴う競争の激化や、中国向けEC事業の伸び悩みなどの要因により減収となった。利益面では、仕入価格や配送コストなどの運営コストが上昇。この結果、売上は同10.8%減の10億8,200万円、1億200万円の損失となった。

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