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ソーシャルヘルスに着目した新素材 オリザ油化、水溶性粉末のミモザエキスを来月発売へ

 幸福感とソーシャルヘルスに着目した機能性食品素材をオリザ油化㈱(愛知県一宮市、村井弘道社長)が来月から新発売する。ミモザの花を原料にしたもので、ミモザ由来のフラボノイド配糖体を規格化(0.25%以上)したエキス(水溶性粉末)。現時点ではヒトを対象にしたモニター試験にとどまるが、4週間の継続摂取で血中のオキシトシンとセロトニンが増えることが確認されているという。同社が29日、発表した。

 来月16日から都内で開催される展示会に出展するのに合わせて新発売する。製品名は「ミモネス(Mimones)」。発売後は、社会的なつながりや関係性を通じて心身の健康を維持したり、生活の質を高めたりすることを意味する「ソーシャルヘルス」に着目した、これまでにないヘルスクレームを行う機能性表示食品の実現をめざす。原料となるミモザは、黄色の小花が多数集まって大きな房となる姿から、人と人とのつながりを象徴する花としても扱われている。

 同社の発表によると、マウスへの経口投与試験では、脳内のオキシトシンとセロトニンの増加が確認された。両物質は俗に「幸せホルモン」などとも呼ばれており、オキシトシンは社会的行動やストレス緩和などに影響するとされる環状ペプチドホルモン、セロトニンは気分・感情の安定や睡眠の調整などに働くとされる神経伝達物質。

 「ソーシャルヘルス分野にアプローチをかける健康食品素材はまだない」と同社は説明。そのうえで「ソーシャルヘルス分野のリーディング素材としての認知拡大と、さらなる科学エビデンスの拡充をもって、国内外の社会的健康に悩む人への貢献をめざす」と今後の展望を示している。

【石川太郎】

(冒頭の画像:ミモザの花のイメージ写真)

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