セドナエンタープライズ、破産へ 東京地裁に破産手続き開始の申し立て
景品表示法違反で3月15日に措置命令を受けた脱毛ラボ運営会社㈱セドナエンタープライズ(東京都渋谷区、小杉裕之社長)はきょう(26日)、自社ホームページで事業を停止したと発表した。本日、東京地方裁判所に破産手続開始の申立てを行ったとしている。
大手調査会社の調べでは、債権者約3万人、負債60億円という。
同社は、自社ウェブサイトで脱毛機器を販売する際に、有利誤認表示を行っていたとして措置命令を受けていた。ファッションモデルでタレントの藤田ニコルさんを起用し、6月にも『脱毛ラボ ホームエディション2』の拡販をPR TIMESで行っていた。
現在、営業時間内(18時まで)にもかからず、電話はつながらない状態だ。
挨拶文は以下のとおり(同社ホームページより)
株式会社セドナエンタープライズ
代表取締役 小杉 裕之
事業停止に関するお知らせ
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび株式会社セドナエンタープライズ(以下、「当社」といいます。)は、これまで数多くのお客様のご厚情を頂き、「脱毛ラボ」のサロン事業及びECサイトを通じた商品販売事業を運営して参りましたが、諸般の事情により、本日をもって事業を停止し、同日付で東京地方裁判所に対して破産手続開始の申立てを行いました。
事業停止及び破産手続開始の申立てに伴い、誠に恐れ入りますが、今後のお客様からの新規のカウンセリング・施術の予約受付は全て停止させていただくとともに、現時点で既に予約いただいているカウンセリング・施術につきましても全てキャンセルの取り扱いとさせていただきます。
また、当社のECサイトや他社様のECサイトを通じてお客様よりいただいているご注文についても全てキャンセルの取扱いとさせていただきます。
最新の状況は当社ホームページ(https://datsumo-labo.jp/)よりご確認ください。
お客様をはじめ、関係者の皆様におかれましては、大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解の程お願い申し上げます。
以上
(冒頭の写真:6月29日付PR TIMESより)
関連記事:セドナエンタープライズに措置命令