ジンセノサイドでメンタルヘルス 【機能性表示食品届出更新】アメリカンジンセンで初
機能性表示食品の届出情報公開データベースの更新が30日にあった。消費者庁は19件の新規届出を公開し、2022年度「H」シリーズの届出公開件数を累計1,164件とした。3月の更新はこれで8回目。合わせて121件を積み上げた。
この日公開されたのは、届出番号H1146からH1164までのサプリメント12件、それ以外の加工食品7件、生鮮食品ゼロ件。
サプリメントの中には、アメリカンジンセン由来ジンセノサイドを機能性関与成分にしたものがある。ジンセノサイド類の届出はこれまでもあったがアメリカンジンセン由来は初。アメリカンジンセンは「西洋人参」とも呼ばれ、高麗人参の一種とされる。
アメリカンジンセン由来ジンセノサイドを届け出たのは、ジボダンジャパン㈱(東京都品川区)。同社は、スイスに本拠を置く香料メーカー大手「ジボダン」の日本法人。届出が公開されるのは今回が初となる。
関与成分の研究レビューに基づき届け出たヘルスクレームは、一時的な疲労感の軽減や不安感の緩和などメンタルヘルスに関わるもので、ジンセノサイド類として新しいヘルスクレームを届け出た。届出製品名は『cereboost Capsule(セレブースト カプセル)』。セレブーストは、海外メーカーが製造するアメリカンジンセン抽出物のブランド名として知られる。
取り下げに関する情報も更新された。生産終了のため、酢酸を関与成分にしたドレッシングタイプ調味料3品の届出を㈱ピックルスコーポレーション(埼玉県所沢市)が取り下げたという。いずれも2019年1月に届け出ていた。
【石川太郎】
関連記事:3月の届出DB更新
〇2日 「おやつサプリ」で第2弾/年度末、届出ガイドラインの一部改正ある?
〇7日 2022年度の届出公開件数1,066件に
〇10日 食品卸大手、国分グループ本社が初の届出
〇15日 ジャパネット、健康食品に参入へ 自社ブランドのサプリ届け出る
〇20日 血管ケアでエーザイが2年半ぶり届出/初の届出者に「BRIEFING」展開企業
〇24日 初の機能性関与成分に「水素分子」 三菱ケミカル子会社の新菱が届け出る
〇28日 2月分の公開始まる 3日間で20件超、年度末に向けて提出増加か