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ジンジャーエキスとコラーゲンに
新知見

 ㈱ポーラ(東京都品川区、及川美紀社長)は20日、「遅筋」に注目し、その機能を高める成分(ジンジャーエキスとコラーゲンの組み合わせ)を発見したと発表した。

 筋肉は、骨格筋・平滑筋・心筋の3種に分類され、表情筋は骨格筋の1種。骨格筋は、筋繊維の構造上の特徴や収縮速度の違いから「遅筋」と「速筋」の2種類に分類される。顔の表情をつくる筋肉「表情筋」は、ほとんどが「遅筋」で構成されている。

 今回、女性21人(平均43.7±6.4歳)を対象に、アクティブジンジャーエキスとコラーゲンペプチドを配合した食品を3カ月間飲用してもらった。表情筋の筋肉状態のパラメータとして、筋電計の測定により、頬の筋張力(平均積分筋電図のRMS値)の変化を検証した結果、飲用により頬の筋力が増加傾向を示した。

 また、2種のジンジャー(オオバンガジュツ、クラチャイダム)を組み合わせた、同社オリジナル「アクティブジンジャーエキス」と「コラーゲン」を組み合わせることで、筋細胞から遅筋への分化を促進し遅筋の増加に関与するタンパク質 「PGC-1α」遺伝子発現量が大幅に増加することを発見した。

 同社では、「長期間のマスク着用で、表情筋の活動量や筋力が低下する恐れがある。今回発見した成果を、今後の製品に応用する」としている。

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