警視庁と福島・秋田・埼玉・愛知・岡山県警の6都県合同捜査本部は7日、ジャパンライフ（2018年3月破産手続開始決定）の元支店長ら男女13人を書類送検した。

　自転車操業状態にあったにもかかわらず、同社の元社員らは顧客に対し、業績が好調のように見せかけて、業務提供誘引販売取引契約名目およびリース債権譲渡取引に関わる契約代金の名目で約1億6,500万円を詐取した疑い。

　ジャパンライフをめぐる事件では、山口隆祥元会長ら関係者14人が9月18日に詐欺容疑で逮捕されている。
　同事件では、ジ社側が「桜を見る会」の招待状を利用して集金集めを行ったことが問題視されており、実際、招待状の写真を見て出資したという被害者の声が国会でも取り上げられた。ほかにも、問題を大きくした原因として、国家公務員や大手新聞社幹部の関与も指摘されている。

　全国ジャパンライフ被害弁護団連絡会は明日、東京地裁でジャパンライフ本社をめぐる5回目の債権者集会を開く予定。

※写真：第4回債権者集会後、記者会見に臨む弁護団