シオノギヘルスケア、来夏に本社移転 新オフィスのコンセプトは「ワイキング」
シオノギヘルスケア㈱(大阪市中央区、吉本悟社長)はこのほど、2025年夏以降(予定)に現本社を大阪市北区のうめきた2期地区開発事業「グラングリーン大阪」内に移転すると発表した。塩野義製薬㈱(同、手代木功社長)の本社移転に合わせて実施する。
シオノギヘルスケア㈱は、2016年に塩野義製薬㈱から分社化し、塩野義製薬㈱がこれまで培ってきた感染領域などの医療用医薬品の経験を強みとして、消費者の健康に貢献するためセルフケアの推進に努めてきた。OTC医薬品、医薬部外品の販売に始まり、現在では健康食品、化粧品、ヘルスケアサービスの提供にまで事業を拡大している。
シオノギヘルスケア㈱は、革新的なヘルスケア製品・サービスを継続的に創出し、グローバルに提供できるHaaS(Healthcare as a Service)企業への進化を目標に掲げている。今後のさらなる人員増員、産官学とSHIONOGIグループとの連携強化を見据え、ヘルスケア領域においてグローバルにヘルスケア価値を提供する企業として相応しいオフィス環境を目指すとしている。
新オフィスでは、「ワイキング(ワーキング+ハイキングの造語)」をコンセプトに掲げ、緑あふれる「グラングリーン大阪」と一体化した解放感のあるオフィス空間を採用する。社員同士が自然と集まり、活発なコミュニケーションを生むことにより、新たな価値の創造を促す。 また、自ずと動きが生じる動線設計、「緑視率」や調光などの五感刺激を用いて、1日の中で自然とONとOFFのメリハリをつくり出し、「働くことが日々の活力となり、自然と健康になるオフィス」を実現する。新しい環境において、ヘルスケア価値を提供する同社の社員自身が、いきいきとした働き方を体現しながら「ヘルスケアの当たり前を変え続ける」より良い製品開発、サービス、適切な情報の提供を通じて社会に貢献するとしている。
(冒頭の写真:グラングリーン大阪・パークタワーの外観/同社リリースより)