サントリーFがCネットの要請に対応 ウォーターサーバーの利用規約を改訂
サントリーフーズ㈱(東京都港区)は1日、同社ホームページの「重要なお知らせ」で、同社が販売するウォーターサーバーに関する利用規格を改訂したと発表した。
今回の改訂は、適格消費者団体(特非)消費者被害防止ネットワーク東海(Cネット/愛知県名古屋市)の申入れに応じたもの。
Cネットは2021年11月22日付の文書で、サ社が販売する「天然ウォーターサーバー」の利用規約について、消費者契約法に基づき「所有権放棄条項」の削除、「中途解約手数料条項」と「違約金条項」の改善を求めていた。
これに対してサ社は、「所有権放棄条項」は削除。「中途解約手数料条項」については【別表1】中途解約金欄のとおり、貸与プランは残月に応じた解約手数料の支払いに変更した。また「違約金条項」については【別表1】サーバー不返還にかかる違約金のとおり改訂した。
また、3月15日以降に申し込みを行う新規顧客に適用される利用規約の最新版も公表した。同社の利用規約はこれまで、申し込み手続きに入った者が申し込みの完了前にしか確認することができなかった。
【田代 宏】
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