サントリー食品、一部商品を値上げ 製造原価の悪化は今後も不透明
サントリー食品インターナショナル㈱(東京都港区、小野真紀子社長)は19日、日本国内で販売する一部の商品について、10月1日出荷分から価格改定を実施すると発表した。
同社は、原材料調達コストの大幅な上昇を背景に、これまでも価格改定を実施してきた。その一方、安全・安心で高品質な商品の安定的な提供のため、生産性向上、コストダウン活動など、さまざまな企業努力と経営の合理化を進めている。
しかし、農作物の需給逼迫や燃料価格高騰などによる原材料調達コストの上昇は継続している。また、製造原価悪化に関しては今後も先行き不透明な状況が続くことが予想されるとして、今回の値上げに至った。
今後も引き続き、企業努力による合理化を進め、一層のコスト削減を図り、高品質な商品を通じて、消費者に、より自然で健康で便利で豊かなドリンキングライフを提供するとしている。
対象商品は、大容量ペットボトル商品など一部商品。改定率は、6~22%アップ。例えば、『サントリー 烏龍茶OTPP(機能性表示食品)』(2Lペット)、『サントリー緑茶 伊右衛門 濃い味(機能性表示食品)』(2Lペット)は、現行の370円から400円に、『サントリー 天然水』(2Lペット)は現行の270円から300円に、『ブレンディ ボトルコーヒー 無糖』(950mlペット)は現行の220円から250円に値上げする。値段は全て税別。