サプリ支出額、4カ月連続減 6月の家計調査、2カ月連続前年同月比2ケタ減
総務省統計局が5日公表した2022年6月の家計調査(2人以上の世帯)で、サプリメントなど健康保持用摂取品の1世帯あたり支出額が、前年同月比で2ケタ減となった。減少は4カ月連続で、2ケタ減は2カ月連続。
統計局の発表によると、6月の健康保持用摂取品の1世帯あたり支出額は1,025円だった。前年同月比は、物価変動の影響を除いた実質で10%のマイナス。3月は4.5%減、4月は5.5%減、5月は11.2%減と減少が続く。
勤労者世帯の支出額は、前年同月から大きく低下した5月に引き続き、12.1%減の714円だった。減少は4カ月連続。
無職世帯の1世帯あたり支出額も、前年同月比で減少し1,438円。減少率は6.6%だった。前月の1,407円からわずかに増加したが、引き続き低水準で推移している。無職世帯の減少は3カ月連続。
なお、6月の1世帯あたり消費支出は27万6,885円。前年同月比は実質で3.5%増加、4カ月ぶりに増加に転じた。
調査対象の健康保持用摂取品とは、栄養成分の補給など健康を維持・増進させるために用いる食品。錠剤・カプセル・顆粒状・粉末状・粒状・液状といった形態の商品を指す。
(冒頭の画像:2022年6月家計調査結果。総務省統計局の報道資料より)