総務省統計局が7日発表した今年10月の家計調査（2人以上世帯）結果によると、サプリメントなど「健康保持用摂取品」の1世帯あたり支出額の前年同月比が2カ月連続で増加した。また健康保持用摂取品の主要消費層と考えられる無職世帯の支出額が昨年9月以降では最高額を示した。

　10月の健康保持用摂取品の1世帯あたり支出額は1,248円だった。前年同月比は物価変動の影響を除いた実質で9.5％増。名目では10.2％増と2ケタ増を記録し、2カ月連続で増加した。実質で7.5％増を示していた前の月と比べても、およそ100円の支出増となった。

　世帯別支出額をみると、勤労者世帯、無職世帯共に前年同月比で増加した。特に、無職世帯は支出額が1,694円と1,700円に迫り、それまで2ケタ増で推移していた支出額が減少に転じた昨年9月以降では最高額を記録。前年同月比は名目で9.3%増となり、2カ月連続で増加した。

　10月の1世帯あたり消費支出は28万1,996円だった。前年同月比は実質で0.6%減。3ヵ月連続で減少した。