健康食品業界団体のサプリメント・エグゼクティブ会議（代表世話人・駒村純一氏）は26日、3月31日付で解散すると発表した。今後は（一社）健康食品産業協議会に融合するとしている。

　健康食品業界には、主なものだけでも10団体近くが乱立。そのうち、業界を代表する健康食品産業協議会には、サプリメント・エグゼクティブ会議を含む7団体が参画している。

　健康食品産業協議会では、業界を取り巻く課題に対応するため、資金面と人材面の集約による地盤強化が喫緊の課題に浮上。また、業界団体の1本化を望む声も多く、健康食品産業協議会への統合が課題とされきた。

　そうした流れに沿うとともに、機能性表示食品制度の導入という当初の目標が達成できたことから、サプリメント・エグゼクティブ会議の解散を決議したと説明している。

　サプリメント・エグゼクティブ会議は2007年に発足（当時の団体名はエグゼクティブ会議）。機能性表示に関する新制度の導入を目標に掲げていた。

　今回の解散決定により、他団体でも同様の動きが出てくると予想される。