サプリメントの支出額が前年比5割増、大幅増を継続~8月の家計調査
総務省が9日発表した家計調査結果(速報)によると、8月の全国1世帯当たりの「健康保持用摂取品」(サプリメント形状の健康食品)に支出した平均金額は、前年比51.7%増の1,563円に急増した。
また、「ヨーグルト」は同12.7%増の1,195円、「乳酸菌飲料」は同10.8%増の390円にそれぞれ増加した。
「健康保持用摂取品」への支出額は2月が同7.1%増、3月が同6.7%増で推移。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が出された4月以降は、前年実績を大幅に上回る傾向にある。4月が同22.5%増、5月が同15.3%増、6月が同24.3%増、7月が同23.2%増だった。
調査対象の健康保持用摂取品とは、栄養成分の補給など健康を維持・増進させるために用いる食品。錠剤・カプセル・顆粒状・粉末状・粒状・液状といった形態の商品を指す。