コーヒー豆由来成分でダブル機能を訴求
食後血糖値の上昇抑制+BMIの改善サポート クロロゲン酸類で
オリザ油化㈱(愛知県一宮市、村井弘道社長)が生コーヒー豆エキスの提案を強化する。
同社の生コーヒー豆エキスは、コーヒー生豆由来クロロゲン酸類を関与成分にした機能性表示食品対応素材。同社が新たに行ったダブルヘルスクレームに関する届出が、このほど公開されたことに伴い提案を強める。食後の血糖値上昇を緩やかにする機能と、肥満気味の人の内臓脂肪や体重の減少を助け、高めのBMIの改善に役立つ機能の2つを同時に表示できるようにした。
体重減少サポートも盛り込む
この新たな機能性表示は7日に公開。同社で行った2件(いずれもサプリメント)の届出が同時に公開された。
機能性表示の内容がそれぞれ異なり、1つは、「コーヒー生豆由来クロロゲン酸類 120 mg (本品2粒)には食後の血糖値上昇を緩やかにする機能、コーヒー生豆由来クロロゲン酸類 180 mg(本品3粒)には肥満気味の方の内臓脂肪や体重の減少を助け、高めの BMI の改善に役立つ機能が報告されています。肥満気味の方、BMIが高めの方に適した食品です」(届出番号G1095)。
もう1つは、「コーヒー生豆由来クロロゲン酸類120mg(本品2粒)には食後の血糖値上昇を緩やかにする機能、コーヒー生豆由来クロロゲン酸類180mg(本品3粒)には肥満気味の方の高めのBMI[体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)]の改善に役立つ機能が報告されています」(同1074)。
同社が原材料販売を手掛ける生コーヒー豆エキスは2種類あり、今回届け出たサプリメントには、クロロゲン酸類を40%以上で規格した水溶性粉末を使用しているという。
コーヒー豆に由来するクロロゲン酸類を関与成分にした機能性表示食品の届出件数は現在20件余りある。その中で、機能性表示に「体重」に対する働きを盛り込んだ届出は、オリザ油化が今回届け出た2件が初とみられる。同社では、「ダイエットや血糖値について訴求した機能性表示食品に興味ある潜在顧客への積極的な提案を行っていく」としている。