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コロナ2年目、何が売れたか?    第4位にプロテイン

健康志向に応える食品・飲料が上位に

 新型コロナ禍の2年目、ドラッグストアやコンビニエンスなどの店頭では何が売れたのか。

 市場調査会社の㈱インテージ(東京都千代田区、檜垣歩社長)が小売店販売データを取りまとめ、先ごろ発表した「2021年 売れたものランキング」によると、第4位に「プロテイン粉末」がランクイン。前年比で131%、コロナ前の19年比では187%と続伸した。

 インテージ恒例の「売れたものランキング」は、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストアなど全国約6,000店舗から同社が収集している小売店販売データ(SRI+)を基に、推定販売金額の伸び率が高い順にランキング化したもの。21年10月分までのデータを使った。

 第4位に入ったプロテイン粉末は、20年の同ランキングで第8位(前年比139%)。21年はそこからさらに順位を上げ、新型コロナ前との比較で市場規模がおよそ2倍に拡大することになった。

 「美容やダイエットを期待し女性を中心に人気だった」と、インテージでは指摘。プロテインは元々アスリートの利用が一般的だったが、新型コロナ禍による外出自粛に伴う運動不足、「コロナ太り」の解消といった健康・美容ニーズが大きく拡大し、ユーザー層の広がりが加速した。イメージの良い植物性プロテインの市場普及も、女性ユーザーの拡大に一役買ったといえそうだ。

第1位はオートミール、2位に麦芽飲料

 プロテインの需要拡大は、「栄養バランス食品」にも伝播した。21年のランキングで栄養バランス食品は13位に入り、前年比は112%と2ケタの増加。インテージでは、「プロテインバーがとりわけ好調」だったとしている。

 このほかランキングの上位を見ると、前年比291%と約3倍に増加した「オートミール」が第1位。2位は、品切れを起こしたことでも話題になったネスレ日本の『ミロ』に代表される「麦芽飲料」(182%)、3位は「玩具メーカー菓子」(137%)と「続いた。

 1位のオートミールは、19年比で818%と驚異的な伸びを見せた。インテージでは、「長引くコロナ禍で健康志向が高まり、家庭の食卓も大きく変化。食物繊維・ビタミン・ミネラルなどの栄養素が豊富で低カロリーが好評で、一気に存在感を増した」と分析。第4位のプロテインも含め、消費者の健康志向に応える商品が上位につける格好となった。

(冒頭の画像は12月15日付㈱インテージ発表資料より。一部加工)

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