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コロナの真相(17)~五輪「感染選手」の入国・どれだけ問題か?

(公財)食の安全・安心財団理事長 東京大学名誉教授 唐木英明

〇日本のコロナの状況は、感染者約80万人、死者1万5,000人近く、1日の感染者はこれまでに最大約8,000人。感染力が従来株の約2倍というインド型デルタ株もすでに広がってしまった。
〇そんなところに、海外から入国した五輪選手2名が感染していたことが分かった。1人はデルタ株に感染していたという。この報道を受けて、一部の野党は五輪中止を叫んでいる。
〇日本にコロナがなければ、感染者の入国は全力で阻止しなくてはならない。しかし、これだけ多くの感染者がいて、市中を歩き回っている国に、2名の感染者が海外から入ったからといって、約80万人の感染者が2人増えるだけの話だ。これまでと何が変わるのか。冷静な判断が必要だ。

<著者プロフィール>
1964年東京大学農学部獣医学科卒。農学博士、獣医師。東京大学農学部助手、同助教授、テキサス大学ダラス医学研究所研究員などを経て東京大学農学部教授、東京大学アイソトープ総合センターセンター長などを歴任。2008〜11年日本学術会議副会長。11〜13年倉敷芸術科学大学学長。専門は薬理学、毒性学、食品安全、リスクコミュニケーション。

※「コロナの真相」は、唐木英明氏のフェイスブックからの転載です。

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