コエンザイムQ10、酸化ストレスへの効果「認められず」
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所は28日、素材情報データベースにコエンザイムQ10の機能性に関する新たな情報を掲載した。
座位時間の長い若年の健常者の男性21人(トルコ)を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験により、一方のグループにコエンザイムQ10(1日に200mg)を4週間にわたって摂取させ、もう一方のグループにはプラセボを摂取させて、運動負荷試験を行った。
その結果、筋肉の損傷マーカーや酸化ストレスマーカーに影響しなかった。コエンザイムQ10は、座る時間が長い若年男性の運動誘発性の筋肉損傷や酸化ストレスを防がないことが示されたとしている。