ゲノム編集食品はこうして生まれた! 第15回「食の信頼向上をめざす会」開催
8月4日、厚生労働省新開発食品調査部会で、新たに届出されたゲノム編集技術応用食品2品について審議が行われた。そのうちの1品は、すでに市場に出回っているゲノム編集トマトとは別品種のトマトだった。
「食の信頼向上をめざす会」(唐木英明代表)は8月22日、「ゲノム編集トマトとタイとフグ・消費者の受け入れは?」というテーマで、第15回ZOOM情報交換会をオンラインで開催する。
ゲノム編集食品の第1弾として発売されたGABAトマトは、苗を配布するなどの広報活動を展開し、血圧低下作用を持つ食品として一般の店舗販売を開始するなど、華々しいスタートを切った。
その後、肉厚のタイと成長が早いフグも販売され、フグは宮津市のふるさと納税返礼品に選ばれるなど、こちらも話題の多い船出となった。どちらも大学発ベンチャーとして注目を浴びている。
他方、一部活動家による遺伝子組換え反対運動の矛先はゲノム編集にも及んでいるという。
勉強会では、商品開発からベンチャーの立ち上げ、リスクコミュニケーションや反対運動をめぐる苦労話、また、問題をどのように解決して成功に結び付けたのか、どのくらい売れているのか、次の商品は何かなど、開発の当事者を迎えて話を聞く。
<開催概要>
日 時:8月22日(火)午前11時~午後0時30分
開催方法:Zoomによるオンライン
参加費:無料
申し込みE-mail:shinrai.koujyou@gmail.com
<プログラム>
演題①「GABA高蓄積トマト」筑波大学教授・サナテックシード㈱ 江面 浩 氏
演題②「肉厚のタイと成長が早いフグ」京都大学准教授・リージョナルフィッシュ 木下 政人氏
司会 佐々 義子 氏(神奈川工科大学客員教授・NPO法人くらしとバイオプラザ21常務理事)