ケフィア事業振興会・元法務部長らに損害賠償請求、東京地裁で第1回口頭弁論
1,000億円超の被害を出したケフィア事業振興会事件で、破産管財人の弁護士らが同社の元法務部長らを相手取り、給与をめぐる損害賠償を求めた裁判の第1回口頭弁論が14日、東京地裁で開かれた。被告側は欠席した。次回、被告側の答弁書の認否部分に対し、原告側が反論する。
第3回債権者集会報告書によると、元法務部長はケフィア事業振興会と雇用契約を結び、多額の給与報酬を得ていた。しかし、実際は業務委託だったという。契約内容の履行が適切に行われていなかったと考え、損害賠償を求めて交渉してきたが、支払いに応じなかった。このため、過去4年4カ月分の支払い済み報酬の一部である5,000万円の支払いを求めて提訴に踏み切った。