クロレラサプライ、出雲市で工場改修と生産設備を増設
島根県は1日、(株)クロレラサプライ(島根県出雲市、佐藤俊介代表)が出雲市内の工場の改修と生産設備の増設を決定したと発表した。これに合わせて、県は島根県企業立地促進条例に基づき、同社に対して立地計画認定書を交付。クロレラサプライ、島根県、出雲市の3者で、工場などの立地に関する覚書を締結する。立地計画認定書交付と調印式は4日に県庁で行う。
クロレラサプライは16年12月、(株)ユーグレナ(東京都港区、出雲充社長)の100%子会社となった。今回の計画では、ユーグレナが販売しているミドリムシを活用した健康食品の市場規模が拡大していることから、ユーグレナグループの製造拠点化を目的に、既存工場のクリーンルーム化や生産設備の増設を行う。投資額は1億1,000万円、操業後3年間で14人の雇用増を計画している。
島根県では、今回の計画が新たな雇用創出と地域経済の発展につながるものと期待。出雲市とともに同社に対し、資金面や人材確保の面で支援する方針だ。