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キユーピー、11月期第3四半期決算発表 売上は5.6%増も、利益は原材料費・エネルギー高騰の影響大

 キユーピー㈱(東京都渋谷区、髙宮満社長)はこのほど、2023年11月期第3四半期決算短信(22年12月1日~23年8月31日)を発表した。売上高は、対前年同期比5.6%増の3,358億9,700万円、営業利益は同37.7%減の133億4,100万円だった。

 国内は、市場担当制を生かし顧客の多様化するニーズに対応するとともに、収益性の高い体質づくり、新たな価値提案の実現に向けて取り組んでいる。海外は、引き続き中国・東南アジア・北米を中心にKEWPIEブランドの浸透を加速させ、成長ドライバーとして拡大を進めている。同第3四半期の売上高は、海外の安定成長や調味料、タマゴ商品の価格改定による単価上昇などにより増収となった。営業利益は、主原料およびエネルギー・一般原資材の高騰影響を受けたことにより減益となった。

 セグメント別には、市販用の売上が、調味料の価格改定による単価上昇などで増収、主原料高騰などによる影響を受け減益となった。その結果、売上は同1.4%増の1,323億800万円、利益は同33.5%減の73億2,700万円だった。
 ファインケミカルは、通信販売が好調に推移し増収となったものの、広告宣伝の強化や原料販売でのコスト増などにより減益となった。その結果、売上は同10.5%増の84億2,000万円、利益は同51.8%
減の5億5,500万円だった。

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