キユーピー、11月期第2四半期決算発表 営業利益は前年同期比175.8%増に
キユーピー㈱(東京都渋谷区、髙宮満社長)はこのほど、2024年11月期第2四半期決算短信(23年12月1日~24年5月31日)を発表した。売上高は、対前年同期比7.5%増の2,368億3,400万円、営業利益は同175.8%増の188億8,200万円だった。
同社グループは、海外への資源投下を進め、中国・東南アジア・北米を中心に、KEWPIEブランドの浸透を加速させている。国内では、引き続き顧客の多様化するニーズに対応すると同時に、収益性・生産性の向上にも取り組む。また、持続的な成長を実現するために、未来に向けた投資を拡大している。
売上は、海外の持続的な成長に加えて、基幹商品を中心とした惣菜・調味料の物量回復と価格改定による単価上昇などにより増収となった。営業利益は、海外での成長に伴う利益拡大、タマゴ商品の販売増加、主原料高騰影響の緩和などにより増益となった。
セグメント別では、市販用は、調味料の価格改定による単価上昇や惣菜の販売回復などにより売上は同5.9%増の923億6,600万円、利益は主原料高騰影響の緩和により81.7%増の80億8,000万円となった。業務用は、調味料とタマゴ商品の販売増加により売上は同2.2%増の832億6,300万円、主原料高騰影響の緩和や販売増加により利益は同369.4%増の63億7,900万円となった。
海外は、中国・北米・東南アジアが堅調に推移し、売上は同26.9%増の436億9,900万円、中国の新型コロナウイルス感染症影響が前年度から回復したことや北米のブランド品拡大により、利益は同114%増の74億3,600万円となった。ファインケミカルは、原料販売の販売増加があったが、通信販売の販売減少やコスト増加により、売上は同3.5%増の58億8,400円、2億300万円の損失となった。