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キユーピー、11月期決算発表 海外を成長ドライバーとして拡大、売上は対前年比5.8%増

 キユーピー㈱(東京都渋谷区、髙宮満社長)はこのほど、2023年11月期決算(22年12月1日~23年11月30日)を発表した。売上高は対前年比5.8%増の4,550億8,600万円、営業利益は同22.6%減の196億9,400万円だった。

 国内事業では、市場担当制を生かし、顧客の多様化するニーズに対応すると同時に、収益性の高い体質づくり、新たな価値提案の実現に向けて取り組んだ。海外事業では、引き続き中国・東南アジア・北米を中心に、KEWPIEブランドの浸透を加速させ、成長ドライバーとして拡大を進めた。売上高は、海外の安定成長や調味料、タマゴ商品の価格改定による単価上昇などにより増収となった。営業利益は、主原料、エネルギー・一般原資材の高騰影響を受けたことにより減益となった。

 セグメント別には、調味料の価格改定による単価上昇などで売上は同2.3%増の1,773億9,500万円だったが、主原料高騰などによる影響を受け、営業利益は同26%減99億3,900万だった。業務用は、価格改定効果やタマゴ商品の販売価格が鶏卵相場の高騰により上昇し、売上は同4.1%増の1,653億3,600万円だったが、主原料高騰などによる影響を受け営業利益は同40.3%減の41億3,500万円だった。

 海外は、中国・東南アジア・北米が堅調に推移し、売上は同18.1%増の782億7,700万円、北米のブランド品拡大と主原料高騰影響の緩和により、営業利益は同21.7%増の103億800万円だった。ファインケミカルは、通信販売・原料販売ともに好調に推移し、売上は同11.6%増の111億7,000万円だったが、コスト増などにより、営業利益は同17.9%減の10億4,000万円だった。

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