キユーピー、11月期決算発表
キユーピー㈱(東京都渋谷区、長南収社長)はこのほど、2021年11月期決算(20年12月1日~21年11月30日)を発表した。売上高は対前年比23.4%減の4,070億3,900万円、営業利益は同1.2%減の279億7,200万円、経常利益は同2.4%増の296億9,800万円だった。
セグメント別では、市販用が、売上高が2.8%増の1,726億7,800万円、営業利益が同8.7%増の171億9,500万円だった。業務用は売上高が同3.3%増の1,497億9,200万円、営業利益が同19.2%減の62億9,200万円、ファインケミカルは売上高が同10.4%増の87億7,000万円、営業利益が同7.0%減の10億7,500万円だった。
市販用は、新型コロナウイルス感染症拡大による肉食需要の高まりを受け、主力商品を中心に増収。売上増加や売上総利益率の改善に努めたことなどにより増益となった。業務用は、タマゴ商品の販売価格が鶏卵相場高騰の影響で上昇し増収。新型コロナウイルス感染症拡大による需要減少と、アイテム精鋭化の終売の影響などにより減益となった。
ファインケミカルは、通信販売が好調に推移し増収となったが、原料販売の不振や生産操業度低下により減益となった。