キユーピー、売上4.7%増 ファインケミカル分野が好調を維持
キユーピー㈱(東京都渋谷区、高宮満社長)はこのほど、2022年11月期第3四半期決算短信(21年12月1日~22年8月31日)を発表した。売上高は、対前年比4.7%増の3,182億1,400万円、営業利益は同2.3%減の214億700万円だった。
同社グループは、国際的な穀物・エネルギー相場の上昇や急速な円安進行など事業を取り巻く環境が大きく変化する中、国内では市場担当制を生かし、顧客の多様化するニーズに対応すると同時に、原料相場に左右されない強い体質への転換に取り組んでいる。
また海外は、中国、東南アジア、北米を中心に、それぞれの地域の食文化への浸透を加速させ、成長ドライバーとして拡大を進めている。
セグメント別では、ファインケミカル事業がヒアルロン酸の原料販売や通信販売が好調に推移し、売上は同17.6%増の11億4,000万円、営業利益は同104.1%増の5億8,700万円となった。