キユーピー、卵のおいしさの解明をテーマに講座開設
キユーピー㈱(東京都渋谷区、長南収社長)は1日、東京家政大学(菅谷定彦理事長)大学院に、共同研究講座「キユーピー・東京家政大学 タマゴのおいしさ研究所」を開設した。
同講座では、「卵のおいしさの解明」を主要なテーマとして、基礎的な研究を行い、その成果を子どもから年寄りまで分かりやすく伝えていく。卵は身近な食品にも関わらず、その栄養や機能性などの知識・おいしさのメカニズムは正しく理解されていない。また、卵の研究者も少ないことから、同講座では、それらの啓発・普及活動とともに、研究者の育成も図る。
同社は、国内の鶏卵生産量の約1割を取り扱う食品メーカーとして、かねてより卵に関する研究に取り組んできた。同講座の代表、峯木眞知子特命教授は「調理に及ぼす卵の働き」について、長年にわたり研究を続け、「タマゴ科学研究会」の理事としても、卵の魅力・おいしさについての普及・発信に取り組んでいる。同社とも、「卵」をテーマに多くの研究を連携・協働して進めてきた。