キユーピー、サステナビリティ目標を設定
キユーピー(株)(東京都渋谷区、長南収社長)は11日、社会に対するグループの貢献価値を定量的に測る指標として「サステナビリティ目標」を設定したと発表した。目標を達成するための取り組みを通して、グループの長期ビジョンである「キユーピーグループ2030ビジョン」の実現につなげる。
目標は「健康寿命延伸への貢献」、「資源の有効活用と持続可能な調達」、「CO2排出削減」、「子供の心と体の健康支援」に、グループの成長戦略の土台として進めている「ダイバーシティの推進」を加えた5つのテーマに分かれる。
「健康寿命延伸への貢献」では、1日当たりの野菜摂取量の目標値350gの達成に向けた貢献や、タンパク質の摂取に貢献するために卵の消費量アップを推進することなどを掲げている。「資源の有効活用と持続可能な調達」では、グループで利用する主要な野菜の未利用部について、21年までに30%、30年までに90%以上を有効活用することや、商品廃棄量を21年までに25%、30年までに50%削減(15年対比)することを掲げている。