（国研）医薬基盤・健康・栄養研究所は10日、ガルシニア・カンボジアサプリメントによる健康被害情報を公表した。

　米国在住の21歳の女性が減量を目的に、ガルシニア・カンボジアサプリメントを使用。1日当たり1,400㎎を3週間摂取したところ、1週間にわたり腹痛が続いた。医療機関を受診し、肝機能マーカーの上昇が認められた。

　女性はサプリメントの摂取を中止し、加療によって改善。ガルシニア・カンボジアサプリメントによる薬物性肝機能障害と診断された。

　ガルシニア・カンボジアは、インドや東南アジアに生育するオトギリソウ科の常緑樹。タイやインドでは、果実・果皮を調味料として使用している。