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カルビーと日本食品製造が業務提携 シリアル市場の活性化を目指す

 カルビー㈱(東京都千代田区、江原信社長)はこのほど、オートミールを製造販売する日本食品製造合資会社(北海道札幌市、戸部謙ルイス代表/以下:日食)と業務提携したと発表した。日食が製造するオートミールやコーンフレークなどのシリアル商品をカルビーが仕入れ、多様化された需要に最適化された提案を実現することで、国内のシリアル市場の活性化と健康社会の実現を図る。

 カルビーは、1988にグラノーラとコーンフレークでシリアル市場に参入し、91年にグラノーラにフルーツを加えたフルーツグラノーラ(現在の「フルグラ(R)」)を発売した。2017年にコーンフレーク事業から撤退し、グラノーラ事業に注力。現在は「フルグラ(R)」を中心にさまざまなシリアル商品を展開している。

 日食は、オートミールのほか、コーンフレークやミューズリーなど、カルビーとは異なるカテゴリーのシリアルを製造・販売している。カルビーと日食は、コロナ禍の巣ごもり需要が一段落したことを受け、シリアル消費の持続的な創出を目指して約1年にわたり協議を進めてきた。その結果、第一歩として販売の一部に関して業務提携することになったという。

 カルビーは、「フルグラ(R)」などの自社商品に加えて、日食が製造する『日食 プレミアムピュアオートミール』、『――コーンフレーク』などのシリアル商品を販売する。今回を皮切りに、シリアル市場の活性化に向けたシナジーを生み出すとしている。

(冒頭の写真:同社リリースより)

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