カルビー、新研究棟建設を計画 研究基盤の強化、研究開発人財の働き方改革を実現する
カルビー㈱(東京都千代田区、江原信社長)はこのほど、研究力の強化、外部との連携・協働によるシナジー創出の加速を目的として、新研究棟の建設を計画していると発表した。2025年春の稼働を予定している。
今回の施工により、研究エリアを拡張し、基礎研究・機能研究・品質研究の各機能強化を図る。研究エリアと開発エリアの中心には交流スペースを設け、社内メンバーだけでなく、外部の大学や研究機関、民間企業との交流を促進し、より濃密なコミュニケーションの下での研究開発を推進する。
加えて、研究開発人財がさまざまな働き方を選択できるABW(Activity Based Working:業務内容に合わせて、最適な時間と場所を従業員が自律的に選択する働き方)型のオフィスを実現することで、生産性と従業員満足度の向上を図る。
カルビーグループは、新規領域として「アグリビジネス」や「食と健康」分野の拡大に注力しており、ばれいしょや甘しょ、豆などの基礎研究、腸内フローラ、睡眠などの分野で研究を推進している。
これからも人々の健やかなくらしに貢献するため、研究基盤を強化すると同時に、研究開発人財の確保・育成を進めるとしている。
<建設計画の概要>
名称:カルビー株式会社 R&Dセンター 実験研究棟
所在地:栃木県宇都宮市清原工業団地23-6
敷地面積:約4万5,400㎡
延床面積:約9,100㎡
稼働開始時期:2025年春(予定)
(冒頭の写真:新研究棟完成予想図/同社リリースより)