㈱カネカ（東京都港区、田中稔社長）はこのほど、2023年3月期第2四半期決算短信（202年4月1日～9月30日）を発表した。売上高は対前年同期比15.2％増の3,806億200万円、営業利益は同9.6％増の208億1,300万円だった。

　Nutrition Solutions Unitは、売上は同8.2％増の859億7,000万円、営業利益は同0.8％増の21億300万円だった。AB-Bioticsの乳酸菌事業の業績が大きく拡大。グローバル生産販売体制の強化を進めている。還元型Q10の生産がフルに近づいており、増産の検討を進めている。機能性表示食品の品揃えも強化している。

　Foods & Agrisは、食品値上げ報道などによる買い控えが広がっている。大型台風などの天候不良もあったが、価格改定や高付加価値品の販売拡大により業績は回復。８月に新発売した機能性表示食品『わたしのチカラＱ10ヨーグルト』、『わたしのチカラＱ10ヨーグルトドリンクタイプ』は販売が拡大。

　同社では、おいしさと健康をテーマとした商品を充実させるとしている。